REPORT
Creativity Future Forum
2021.12.4 (SAT)
17:20 @ オンライン
【アーカイブ】WHY CREATIVITY
「人間が持つ最後の資本は「美しい」とか「鳥肌が立つ」みたいな感覚なんじゃないか」(市耒 健太郎)


「今はみんなサステナって言うし、やらなきゃいけないことって思ってるけど、日本の歴史が持つ自然観なんですよね」(市耒 健太郎)


「「正しさ」は同調圧力になるかもしれないけど、「面白い」や「美しい」は個人に準拠する。それが社会と繋がったときに前進する」(市耒 健太郎)


SUMMARY

なぜ創造性にフォーカスを当てる必要があるのか?UoC主宰の市耒健太郎が、UoCの特長とともに語った。
まず市耒が提示したUoCのベースは、「非言語的体験」を重視すること、さまざまな分野をクロスオーバーさせる「越領域性」、通常の大学が持つ研究と教育という機能に加えて「実装」も視野に入れること。この3点をもって創造性を探る問いを立てていく。
創造性というと、アーティスティックなものをイメージするかもしれないが、科学者にこそ理論を飛躍させる創造性が必要不可欠であり、逆に芸術家はインスピレーションを具現化する理性を持っている。このように、全ての人間や産業には文系・理系・芸術的な要素があり、その衝突によって新しい領域が生まれるという。
UoCは東洋的な思想を多く取り入れているが、それは西洋の一神教的合理化の限界を感じてのことで、東洋的な多元的美意識を育むことで「ポストアントロポセン」(人新世の次の段階)を構想していくためだ。
全ての人間が賢く、創造的であるという前提の上で、それでも解決できない問題がある。つまり、一者ではどうにもできない状態が現実にあるということ。だからこそさまざまな領域の人々・プロジェクトをかけ合わせ、「美しいカオス」を作り上げることで、UoCは創造性を前進させていく。