REPORT
Creativity Future Forum
2021.12.5 (SUN)
19:00 @ オンライン
【アーカイブ】AI ラッパー〜人工知能が生み出すリズムとライム
「(AIラッパーのリリックを見ながら) ラップは作文ではないので、一聴して意味のないリリックは実は高等技術。人間は狙ってこういう歌詞を作ってる」(呂布 カルマ)


「AIは確率でリリックを作っていますけど、人間によってそこから勝手に物語が生成されているんです」(横井 優樹)


「リズムや発話の「気持ちよさ」は、機械にはまだわからない。これがわかるようになったら次のレベルにいくと思う」(呂布 カルマ)


SUMMARY

ラップは時に即興で、一瞬のうちに聴き手の心を捉える。このラップが持つ創造性をAIで再現しようとはじまったAI RAPPER PROJECT。今回はMCバトル現役最強の呂布カルマを招いて、「空想と想像」に秀でた人間と、「記憶と計算」に強いAIが邂逅することで生まれる化学反応を観測する試みだ。
まずは「競奏」と題し、呂布とAIラッパーが視聴者から挙げられた3つのお題を組み込み、即興でリリックを作成。呂布は「普通こんなことやらないですよ」と苦笑しながらも、韻の硬いラップを披露した。AIラッパーは異なった作詞キャラクターが2つのラップを生成。毎小節ごとに脚韻を踏むようにプログラムされ、韻を踏んだ単語から確率によって前の文章が逆算されるようになっていた。
続いては「共奏」。AIが1小節ごとに4つ提示するリリックを呂布が選び、16小節+サビを作り上げていった。視聴者からもアンケートを募りながら、あっという間にリリックが完成。このリリックにKO-neyがビートをつけ、呂布がラップをすると、この短時間で出来上がったとは思えないクオリティに。呂布も「まだ(AIはラッパーの)競合相手ではない」としながらも、ツールとしての可能性を高く評価した。