REPORT
Creativity Future Forum
2021.12.3 (FRI)
19:50 @
【アーカイブ】テック×身体性×文化の未来
制約というのはすごく大事なことではあるんですけれど、ただコンピューターが出てきてからもう10年ぐらいその制約が進歩してない。(藤本 実)


回転義足でB-GIRLになってブレイクダンスをして、生クリーム泡立ててケーキ作ったり 。私一生懸命練習するのでバスケのボール回しとかも同時に全部回す。(GIMICO)


技術が身体性を突き上げると思っていたら、技術を動かす電源のところから考えないといけない。一回、技術を突き上げて、さらに身体性を突き上げて……と考えるともう10年くらい楽しみになりますね。(満永 隆哉)


SUMMARY

テクノロジーによる身体性の拡張について、義足モデルのGIMICO、ダンサーでもあり「光の振付家」藤本実、パフォーマー満永隆哉のいずれも身体と技術の問題に直面する3名が語り合った。
まず藤本が見せたのは期せずして義足に近いものになったという足の形のディスプレイだった。反応して「義足は消耗品」だと語るGIMICOの言葉からさらにツールとテックの関係性の考察が拡がっていった。
義足モデルやフリースタイルバスケットボールにおいてその身体的制約こそが独特な表現を生み、技術が加わることでより高みを目指せると満永は語った。だが技術にも制約がつきまとう。GIMICOは電動義足に疑問を呈し、藤本は自身の領域について「ここ10年くらい全然技術的ブレイクスルーがない」と語った。例えば満永が待ち望むボールに関する技術的問題は電源だという。逆に言えばそのような根本的な問題が解決されると世界は一気に変わるのではと盛り上がった。
ここで藤本が持ち込んだ無限回転する機構にヒントを得て、3人の中で義足を回転させてブレイクダンスをするアイデアが生まれた。これでパリ五輪に出るにはどうすればいいか? 話は再び盛り上がりを見せた。