REPORT
Gastronomy

CLOSED

2020.6.15 (MON)
14:30 @ 長谷川治療院農業部(長野県佐久市)
【レポート】FUTURE by CREATIVITY セッション 1 『「食べる」で社会を彫刻する』

2020/6/15 UoC開港セッションの「食と創造性の研究領域」フィールドディレクターの木村元紀と、開業から1年5か月でミシュラン三ツ星を獲った「HAJIME」オーナーシェフ・米田肇氏の対談。

#ガストロノミー  #食べ手の革命  #創造的な食の実践者 

「僕らの食べ方によって地球の景色、地表の形も変えている。それが今僕らが生きてる人新生、アントロポセンと呼ばれている時代だったりします」(木村)


「食べ手の革命、一人ひとりの食べ方が、私たちの社会、地球、そして未来の形を直接的に彫刻するものだと捉えなおして、何か創造的な取り組みができないか、というのが僕らの研究領域の本懐です」(木村)


「料理とは素材と素材を、別の素材を持ってきて結婚させるようなこと。要は複雑系というんですかね、何かと何かを集合体にすることによって、そこに生命のようなものが誕生する」(米田)


「世の中にある装置っていうのは、人間の機能を最適化するか、拡張化するんですよね」(米田)




食の探究―。そう聞くと、すぐにイメージするのは美食、美味しさの際限ない追及だろうか。それも一つの探究であることは間違いないのだが、ガストロノミーの中の、一領域であるにすぎない。「食べる」という行為には、人類皆が関わらざるをえないため、一人ひとりの食が変わると、世界のあり方も変わっていく。現に、食料の確保のために熱帯雨林は切り開かれ、農地にされている。こうしたことを知っていくことで、食のあり方が変わり、クリエイティビティと食を交差させることで新たな社会の形を描くことが可能になっていくのではないだろうか。

わたしたちUoCの「食と創造性の研究領域」では、狭義の美食にとどまらず、「食べる」という行為の中にある創造性を探っていく。オープニングの今回は、生命の循環を表現した「chikyu 地球」で高名な大阪・肥後橋の「HAJIME」米田肇さんと対談し、食から世界を観ることを試みる。生産者、飲食店、様々な人たちを巻き込みながら、食という途方もない越領域性を持つテーマに迫り、「社会彫刻としてのガストロノミー研究」を深めていきたい。