REPORT
Creativity Future Forum
2021.12.2 (THU)
20:10 @
【アーカイブ】創造性特区をつくろうプロジェクト~2040年の市役所(町・村役場)をプロトタイピングしよう
「市役所の職員の働き方は、官×民の二刀流。例えば、公務員として週3日、週2日は残り民の仕事。こういうリアル二刀流が、普通な状態になっていてほしい」(高野翔|福井県立大学准教授)


「「役場asクルマの寄合所」をつくったらどうかというのがわれわれの提案です。執務室じゃなくて今後はハブとかシェルターの機能に特化してくというのが今後のあるべき役場なんじゃないかな」(大屋友紀雄|クリエイティブディレクター/株式会社FULL代表)


「東京都の場合は、水道の17パーセントが多摩川の水からきています。多摩川から体ができているといっても過言じゃないと思います」(清田直博|一般社団法人アナドロマス)


「2040年には、つながりは地域から流域に移る。流域循環共生圏をつくろうと思っています」(清田直博|一般社団法人アナドロマス)


「テクノロジーが進化したら公務員の数を減らしていいのではという議論になると思うのですが、そうじゃない気がして。むしろ、パブリックマインドもった公務員が地域にしっかりいるということが実は大事じゃないかと」(高野翔|福井県立大学准教授)


SUMMARY

 創造性はどうすれば高められるのか。組織として創造性を高めるためにできることがあるのではないか。もし生活者に身近な組織である地方自治体の創造性が高まれば、社会変革が起きるのではないか。そうした仮説から、創造性特区をつくろうプロジェクトは始まった。
 今回のセッションでは、2040年に役場がどういう形になっていたら面白いか考えた。まず、3人の実践者が活動を報告した。研究者として福井で活動する高野からは、公務員の「二刀流」化が提案され、役所仕事に専念する時間を減らして地域でプライベートセクターの仕事をするようなアイデアが出た。車社会の八丈島に移住した大屋からは、役場の機能を移動可能なものにすることに加え、色々な機能を持ったクルマが集まることのできる寄合所としての役割を付与する提案がなされた。水源の村で活動する清田からは、基礎自治体の範囲を超えて流域で繋がることでできることが増えていくのではないかという提案がなされた。一見バラバラに見える三者だが、それぞれの論点が共有され、話は深化していった。単なる思考実験にとどまらず、できることから手を付けていくことで面白くなっていくことが確認され、セッションは閉じられた。