REPORT
Creativity Future Forum
2021.12.3 (FRI)
17:40 @
【アーカイブ】特別授業 KUKAI in 2050
「金剛界(=精神世界)は人間のセンサーを回復させてくれる。好奇心は至るところにある(=ユビキタス性)」(石山洸)


「密教の第7段階は利己と利他のトレードオフの解消。思ったらできる実現する『YOUやっちゃいなよ!』の世界」(石山洸)


「密教では100日間精進料理しか食べない修行がある。その前後の腸内環境を調べる研究を進めている」(石山洸)


「悟りの近づく腸内細菌が見つかるかもしれない」(市耒健太郎)


SUMMARY

株式会社エクサウィザーズ代表取締役社長の石山洸とUoC主宰 市耒健太郎が、宗教・美術・書・医学などさまざまな分野に精通した1200年前の天才、空海の思考をメタバースギフトとして受け取る試み。
密教では一対の概念として「両界曼荼羅図」に描かれている「胎蔵界」と「金剛界」。これを「物質世界」と「精神世界」として捉えることで、空海と現代を接速していこうというのが本セッションの目的だ。
弱肉強食の世界から自己の解脱をへて、利他的な衆愚の救済を目指すようになり、密教の世界に至る空海の理論(十住心論)を「ヒューマンウェアのレベルの定義」と再解釈し、人間中心的な「アントポセン(人新世)」のネクストフェーズを構想していった。
続いて、土や細菌が持つアニミスティックなタイムスケールに着目し、現状の社会に最適化されたものではないアルゴリズムの可能性へと話は進んだ。
終盤、UoC生からの「空海的な美意識を世の中に浸透されるにはどうすればいいか」という質問には「2025年に大阪で開催される万博で何を提示できるか」、「天国と地獄をどう捉えるか」という質問からは、「天使的 / 悪魔的な知性」という議論にそれぞれ発展していった。