REPORT
Creativity Future Forum
2021.12.2 (THU)
16:20 @ オンライン
【アーカイブ】カーボンニュートラルと創造性①~待ったなしの二酸化炭素削減に必要な大胆な仕組みを考える
分一人が何かやるときに「その効果は一億倍」と思うのがいい。僕一人がやるのが数十kgでも、みんながそう思って1億人やったら数百万トンの大きな価値になる。(清水 佑介)


例えばEV車に乗って「これけっこういいじゃん」と思うと、口コミで広がってみんなの中でちょっとしたブームになって「え、やってないの?」みたいな空気感を作れればいい。知らない間に脱炭素に貢献している。(前田 雄大)


でかいフェスがあって、EV車で来ている観客の電気がステージにいってジャーンって鳴ったら「俺たちがやってんだ」ってクラクションをバーッて鳴らす。一発そういうかっこいいことがあるだけで、みんな「あ、これでいいんだ」って思える。(いとうせいこう)

SUMMARY

カーボンゼロ社会の課題について脱炭素メディアや経産省官僚らが産官民交えた視点で語り、いとうせいこうがまとめあげたのが本セッションである。
現在、企業や国家らサプライ側で変化が見え始める一方、彼らが直近の課題として挙げたのは生活者一人一人の態度の変化である。いかに他人事でなく自分事化させ脱炭素ブームを起こすかに創造性を発揮すべきだと彼らは語った。
例えば「温室効果ガス46%削減」と大きな数字を前にしてはあきらめてしまうので、ダウンサイジングして小さいものを小さく動かす積み重ねが必要だと語った。アイデアとしては自分たちが減らした炭素を見える化すること、炭素に価格をつけるカーボンプライシングなどが挙げられた。
また、ポジティブに取り組む逆転の発想も必要だと語られた。例えば人工光合成やブルーカーボンといった、炭素の排出ではなく吸収させる技術のこと、EV車の充放電スタンドのように使うのではなく自ら生み出す電気のこと。
人々がイメージ化できることが大切だと経産省の梶川は提起した。いとうが再生エネルギーで作られたライブの光景をイメージし、クリエイティブディレクターである清水は「デカボ」というムーブメントでそれに応えた。