2022.7.20

Sustainability

【連載】ISSUES Vol.4: HERO

創造性で社会を変えるために、いま取り組むべき課題とは?社会課題に最前線で取り組むNPO・NGOなどの団体によるリレー連載。

#【連載】ISSUES   #SDGs  #サステナビリティ  #教育 



可能性0%を1%に変えることが僕たちの使命です

 

初めまして、NPO法人HEROの代表をしています橋本博司です。

僕がカンボジアの活動をするきっかけの話からさせてください。1998年、僕が20歳の時に一人旅でカンボジアを訪れた時に、子どもたちに囲まれ、「内戦で学校が壊された、先生も殺されたから学校に通っていない。だから勉強を教えてくれ」とせがまれ、簡単な算数や日本語を教えていました。

 

すると子どもたちが将来の夢を語り始めたのです。「戦争で多くの人が怪我しているから医者になって治してあげたい。」「先生が殺されてしまったから、自分が先生になって教えてあげたい。」

ただ、その子たちは学校に通えていないので、大人になっても医者や教師になれるわけがない。夢が実現できる可能性がないことに衝撃を受けたことがきっかけです。






誰もが自分の可能性に挑戦できる社会をつくる!

 

想像してみてください。

もしあなたがカンボジアの農村部に生まれたとしたら、家には電気・ガス・水道がありません。村には学校や診療所がありません。両親は定期的な仕事がなく、畑仕事を手伝ったり、池で魚を釣ったりして生活しています。あなたの家族の月収は日本円で1万円もいきません。

 

「経済的な格差は解消できるのか?!」

正直に言いますと、僕の考えとしては難しいと思っています。ただ、お金持ちだろうが貧しかろうがチャンスは平等にあるべきです。カンボジアの農村部に生まれたから、学校も行けず、夢を描いても仕方ない、、これは不公平です。

 

どんな場所に生まれても、どんな状態で生まれても、自分の可能性に挑戦できる社会をつくる。

可能性0%を1%に変えることが僕たちNPO法人HEROのミッションです。

 




教育・医療・貧困・そして遊び

 

可能性を広げるために一番大事なのは教育だと考え、学校建設をメインの事業としています。現在カンボジアに29ヶ所の小学校、8ヶ所の図書館を建設してきました。全て公立の学校なので授業料は無料です。

 

また、2016年から日本人看護師、カンボジア人医師と共に医療支援を開始。予防医療に力を入れ、子どもたちの健康診断や歯磨き教室、また2022年6月から農村部とのオンライン診察事業のトライアルを開始しています。

 

他にも、平和メッセージと農村部にエンターテイメントを提供しようと、日本人花火師とコラボし、農村部での花火大会を2019年より6回開催しています。




さらばフツーのNPO!

 

今回のコロナ禍により、団体の活動も大きく制限されました。ただ同時にチャンスももたらしました。僕自身が法政大学大学院に進学し、開発経済学と統計学の研究をしています。

 

これからは貧困解決に主軸を置くことと、エビデンスベースに活動していきます。

「寄付したお金が何に使われているか分からない」これは間違った批判です。正しい批判は「寄付したお金が有効に使われているのか分からない」です。NPOの活動に費用対効果の概念を入れていきます。

 

僕たちのメンバーでの合言葉は「さらばフツーのNPO!」。

現状に満足せず常にチャレンジし、ビジネスマインドを持って活動するようにしています。

 

 

必要な課題解決のためのクリエイティビティとは?

 

返事は「はい!」か「YES!」

これがクリエイティビティの基礎だと思っています。最初に言い訳をしないで、素直に、すぐ行動できる人です。課題解決のための良質なアイデアを考え出すには、圧倒的な量が必要だと考えています。量が質を担保します。

 

ぜひ当団体のイベントやカンボジアボランティアプログラムに参加して、僕たちのことをより深く知ってください。

この返事も「はい!」か「YES!」で!笑


NPO法人HERO


Catalyst
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橋本 博司
NPO法人HERO 代表理事

NPO法人HERO 代表理事 法政大学大学院 公共政策研究科サステイナビリティ学専攻 修士2年 一般社団法人日本カンボジア協会 理事 1978年生まれ。東京都八王子市出身、O型、3児の父 人生のテーマは『旅するように働く』 大学卒業後、新卒入社の会社を5ヶ月で辞め、23歳で飲食店を経営。その後、1年間の世界一周新婚旅行に旅立つ。帰国後に人事の仕事を経て、2011年2月NPO法人HEROを立ち上げる。

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