2022.9.27

創造性ゼミ 2022

【創造性ゼミ2022を終えて】ヨガ入門|Create your own canvas

UNIVERSITY of CREATIVITYは、14の「創造性ゼミ2022」を開講しました。
それぞれのゼミが挑んだテーマは、創造性との関係を比較的容易に想像できるものもあれば、直感的には連想しにくいものまで幅広く、そこに集ったゼミ生たちの個性がお互いに刺激し合いながら、新たな価値が同時多発的に生まれる場となりました。
UoCプレスチームは、この学びの港を編み上げた各ゼミのプログラムディレクターにインタビューを行い、ゼミ生がどのような気付きを得ていたか、そしてどのような変化があったのか、深掘りを試みました。

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海を見てふとアイデアがわくような状態をヨガで作り出す



ヨガの目的は強い自分の内側を作ること

 
──いわゆるヨガ教室のようなものとは違うんでしょうか?
 
シェイプアップヨガだったり骨盤調整ヨガだったり日本ではどうしても外面的なものに重きを置いたクラスが多いんですよね。このゼミでは本当のヨガの話をできたらなと思って。
 
私自身が最初は体質改善のために体を動かすヨガから入ったんですけれども、そこからインドで勉強して「実はヨガは体動かすことじゃない」ということを知って目から鱗だったんです。
 
本当のヨガにおいては体を動かすことは1割ぐらいしかありません。瞑想だったり、意識の仕方だったり他のことが多くを占めていて、外の刺激に負けない、自分自身の強い内側を作り上げるというのが最終的な目的なんです。
 


他に頼らない幸せを内から生み出す

 
──今、色々あるなかでなぜヨガを学ばなければいけないんでしょうか?
 
恋人にしても会社の人にしても、周りに期待することが現代に生きてる人は多いですよね。
腹を立てたり失望するのは期待を裏切られることから生まれます。ヨガの教えを簡単に言うと、人に期待しないし、物事に期待しない、全ては自分の中からしか生まれない。
 
現代人が求める幸福は周りからの評価だったりお金だったり外から得ようとしますが、ヨガで探し求める幸福は自分の中にある。真逆に存在してるんですよね。
 
外に向いていた視線を内側に向けること。自分たちが見失っていた内側の意識です。幸せは自分の中で作られるんですよね。私たち生まれた時はそういうことを分かってたはずなんです。ヨガはそういう本質的な部分を蘇らせてくれます。



自分をまっさらなキャンバスにしてアイデアがわいてくる



──創造性という観点からはヨガはどのような効果があると思いますか?
 
私自身が7年前ヨガを始めたとき、仕事のパフォーマンスがすごく上がるという体感をしてたんですね。前の日にミーティングで話した内容や今やらなきゃいけないタスクがぐるぐるって頭の中で巡って、全てのスポットにポンポンポンとはまっていくような感覚。そこから7年間毎朝起きてすぐにヨガをしています。
 
ヨガは頭の中でぐるぐる考えてることを整頓してくれるような効果があると思います。 一回意識をまっさらにしてご自身のキャンバスに新しいものを描いていけるような体験。簡単に言うと、余裕が生まれます。海とか見てる時にふとアイデアは出てきたりしますが、そういう状態を自分自身で作り上げてるんじゃないでしょうか。
 
体の内側を綺麗に整頓して空っぽにしてという面では、クリエイティビティにかぎらず可能性は無限大だと思うんですね。仕事上でも家族でもパートナーとの関係性をより良く築いていくことができるとか、そういう効果は私も実際に感じられました。
 
──それってもっと早くから知ってれば良かったと思いますか?
 
私の場合、もし知っていれば、仕事においていろんな圧力にも左右されなかったり、自分自身もっと余裕を持っていろんなプロジェクトを達成できたのかなと思います。思えば、若い時って反骨的だったり、自分で壁やハードルを作って乗り越えなきゃって思う部分がありましたね。もっとリラックスしてよかったし、自分を傍観する方法を知れたらよかった。でもそういう若い時代を送ってきたからこそ、ヨガの素晴らしさに気づけたのもあるかもしれませんが。
 

ヨガの先生レベルで「本当のヨガ」を知る教室

 
──ゼミの内容はどのようなものですか?
 
実践が多めの回とレクチャーが多めの回がありますね。スタートしやすいように呼吸をテーマにした回から入りましたが、全回通して繋がっています。呼吸を長く深くすると、瞑想が生まれて、瞑想状態で何を意識するかというとまた次のテーマに、というような。
 
そうして全部の言葉を一度知ってヨガの全貌が分かるような内容になってます。 こんなに網羅してるヨガのクラスは日本全国見ても、ヨガの先生の養成講座ぐらいじゃないでしょうか。

 


──ビーチクリーンの回がありますがこれもヨガなんですか?
 
カルマヨガというヨガの1つなんですけれども、部屋の掃除だったり人を助けたり、普段の自分の生活における善行もヨガだという教えなんですよ。海辺のゴミを皆さん拾ってもらって人と話したりとかして、その時に発見することや感じることも全部ヨガなんですよね。なのでカルマヨガはもう生き方なんですよね。
 


否定するのではなく新たな見方を得られるようになる


 
──ゼミを通じてゼミ生の方に変化はありましたか?
 
小さな部分では、例えば鼻腔洗浄は定期的に行ってますとか。ネティポットという鼻腔洗浄の器具を手に入れないと続けられないのでゼミでは皆さんに差し上げてるんですね。発表して終わりというよりは継続してご自身の生活の中に取り入れて、変化を継続的に観察してもらえるゼミになっているかと思います。
 
今回のゼミは主に朝の1時間で皆さんお仕事にすぐ行かれてましたので、ゆっくりお話をする機会があまり取れなかったんですが、最後のカルマヨガの日だけ終わった後にランチをすることができました。
 
皆さんヨガ教室の経験者だったんですけれども、ヨガってこんなに奥深いんだということを気づいてくださってたんですよね。それも今まで通ってた教室を嫌になるわけではなく、違う視点で捉えるようになってきたとか。
 
これは私にとってすごく嬉しいことです。物事に対して否定的になるのではなくて、今まで自分が持ってこなかった視点が生まれること。それはヨガの本質であり、皆さんの中で小さな変化が内側に生まれていたんですね。
 
他にも、自分自身と年齢と同じだけ暮らしてるはずなのに、自分の内側を意識して見てこなかったことに気づいたという感想を頂いたり。
 
ガイドに沿ってこういう風にするんだなとわかってくると、例えば普段の仕事の中で「怒りという感情が今自分の中で生まれてるな」と観察できるようになる。その方が言ってたのは「あっ、だめだめ! 呼吸呼吸!」と呼吸を意識できるようになったそうなんですね。
 
自分自身のことってなんでも知ってるつもりになりますけど、ヨガでは「自分のことがわかっているなら怒ったり悲しんだり失望したりもしないはずだよね」と考えるんです。
 
自分の内側にこんな感情があったことに気づいたのならそれはもうドアが開いてる状態です。
ここを入り口にいろんなことにどんどん気づいていきます。ここから長期の目で見ていってほしいですね。

取材・文:大北英人



Toshikoさんがプログラムディレクターを務めたゼミはこちら→
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