2022.7.7

Human Creativity

【連載】Z EYES トビタテ!Z世代の視点 Vol.6

この連載はUNIVERSITY of CREATIVITY(UoC)×トビタテ!留学 JAPAN*が企画した連載プロジェクトです。本プロジェクトは、海外経験のあるトビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム奨学生(以下、トビタテ生)を対象とし、トビタテ生が各々持っている"創造性の種"を明らかにします。“創造性の種"に触れ合うことで、思考・発想の転換の第一歩を踏み出し、皆さんが何らかの「アクション」を起こすきっかけになれば幸いです。

#Z世代 



プロフィール
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科修士1年。趣味はひなたぼっこ。朝日も夕日も好きだが、同じくらい毛布が好きなので基本的に朝日を拝むことはない。好きな食べ物は大体定食。特につくばの定食。トビタテ!留学 JAPAN 日本代表プログラム大学生コース11期生としてフィリピンに留学。


留学中に感動したモノ・コト、その中で感じたクリエイティビティとは

フィリピン・ルソン島北部、イサベラ州を流れるイラガン川の夕方。ほとりには、水流で削られた丸みを帯びた石が並び、対岸には小麦畑や牧草地のような景色が広がる。時に放し飼いされたカラバオ(水牛)がのんびりと歩いている。この川は訪れたいろんな人を満たす、いろんな人の欲求とか、感情を背負う。それ自体は変わらずそこにあるのに。水切りをする小学生くらいの少年たち、水浴びをする青年たち、トライシクル(フィリピンのバイクタクシー)を洗うドライバー、洗濯をする母親と、そっちのけで近所の子に会えるからきたその子どもたち、水を飲みにきたカラバオや野犬までも満たす。

 


帰国後・最近感動したモノ・コト、その中で感じたクリエイティビティとは

JR東中野駅前の老舗定食屋「大盛軒」の鉄板麺。京都に進学したにも関わらず、なぜかキャリーケース1つで東中野に引っ越しし、ヘトヘトな時に入った定食屋。地域の定食屋らしい暖簾と店の活気を乗せてこぼれる光に惹かれ、思わず入ってしまった。それからは週に3回、多いときでは5回ほど通っている。定番は創業以来30年以上愛されている鉄板麺、お客さんの8割くらいは鉄板麺を注文する。ジュウジュウと湯気を立てる鉄板焼き、なみなみ注がれた白米、生卵、ニンニク、お新香、そして半ラーメンで鉄板麺。客層は男性サラリーマン、女性OL、カップル、家族連れ、ご老人、多岐に渡るがみんな鉄板麺。仕事を頑張った日も、うまくいかなかった日も、平日だろうと、休日だろうと、なぜか食べたくなる。変わらない安心感と味が、毎日変わるいろんな人のお腹を満たす。

 



私にとってのクリエイティビティとそれを今後どう活かしていきたいか?

私にとってのクリエイティビティなど大層なものは持ち合わせていないが、それ自体は変わらず、様々なものを受け入れる器を有するという観点で上記は共通すると感じる。そこに住む人の生活や、その時々の感情を受け入れる大河。サラリーマンから家族連れ、OLにお年寄りまでが集い、食べる鉄板麺。許容度の量と幅によって、人は惹きつけられるのかもしれない。ぜひさっぱりした大盛り定食のような人間になりたいものだ。
 

自分を表すハッシュタグ

#わりと
#日焼けした
#大学院生
 

尊敬するヒト・モノ

茂野吾郎(漫画『MAJOR』主人公)
 

最近感じたクリエイティブなモノ

立って入れる水風呂
 


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*トビタテ!留学 JAPAN とは
文部科学省の官民協働留学促進キャンペーン。若者の留学機運を高め倍増する目標を掲げて2013年にスタート。主な取り組みである「日本代表プログラム」は、100%民間の寄附を財源とし、民間企業約250社から123億円以上の寄附を受け、返済不要の奨学金でサポートする留学支援制度です。既に約9,500名以上を選抜し約100か国に留学しています。その他、高校生向けの海外関心喚起施策「#せかい部」を展開するほか、オールジャパンで留学を応援しています。
https://tobitate.mext.go.jp