2022.10.4

Human Creativity

【連載】Z EYES トビタテ!Z世代の視点 Vol.8

この連載はUNIVERSITY of CREATIVITY(UoC)×トビタテ!留学 JAPAN*が企画した連載プロジェクトです。本プロジェクトは、海外経験のあるトビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム奨学生(以下、トビタテ生)を対象とし、トビタテ生が各々持っている"創造性の種"を明らかにします。“創造性の種"に触れ合うことで、思考・発想の転換の第一歩を踏み出し、皆さんが何らかの「アクション」を起こすきっかけになれば幸いです。

#Z世代 



プロフィール
トビタテ!留学 JAPAN 日本代表プログラム大学生コース6期生、多様性コース。2018年〜留学を開始。カナダ、スウェーデン、イギリスで一貫して映画および映画ビジネスについて学ぶ。イギリスでは自主企画の映画祭を企画、実施。現在は、サステナビリティ領域で挑戦するスタートアップのTBMにて人事を担当。イノベーションを起こす側になりたい、世の中の社会的構造による不公平や差別をなくしたい。

留学中に感動したモノ・コト、その中で感じたクリエイティビティとは



改めて「クリエイティビティ」という言葉を調べてみると「想像力、独創力、創造力、思いつきを形にできる能力」らしい。結構難しい。でも、振り返ってみると「映画の世界を身を以て体験したことによる多様な価値観の自分ごと」がその1つだと思う。
留学前、ジョン・ヒューズの映画を観て、目に見える・見えない社会のカーストを学んだり、グザヴィエ・ドランの映画を観て、性的マイノリティの苦悩や選べない家庭環境が与える影響の大きさを感じ、映画から得られる多様な価値観に魅せられた。
しかし、留学中に痛感したのは、映画で感じた価値観はあくまで他人事に留まっていたということ。実際に体感した多様性の広さ・深さは自分にとって想像の数十倍衝撃的だった。グローバル視点でものごとを考えるためには、他者に対する想像力や多様な価値観の中で必要とされる創造力を自分ごとにしていく必要があるのだと痛感した。


 


帰国後・最近感動したモノ・コト、その中で感じたクリエイティビティとは



2022年4月現在、留学から帰国して早4年が経ち、社会人として3年を全う(?)し、日々楽しくもチャレンジングに仕事に向き合う中で、いつの間にか近視眼的になり、新しい価値観に触れるために足を動かしたり、自分の価値観を発信することが減っていた。そんな中で改めて見返したドランの「わたしはロランス」。働き始めて、いち観客という立場だけでなく、いち仕事をする人間としての立場で映画を観れるようになり、感じ方が知らないうちに変わっていた。自分が表現したいメッセージに対して、徹底的に向き合い、掘り下げ、最も効果的な演出にこだわり、世の中に送り出された作品を見て、どんな仕事においても重要なエッセンスをビシビシ伝えられている気がした。そこでハッとしたのは、クリエイティビティは湧き出るものではなく、自らの意思で創り出す努力の結晶なんだということだった。
 



私にとってのクリエイティビティとそれを今後どう活かしていきたいか?



クリエイティビティ=「湧き出るものではなく、自らの意思で創り出す努力の結晶」としたときに、この能力を発揮するためには、自分が世の中に伝えたいストーリーを考え抜き、手段・演出にこだわる努力、そして、仕事や日常生活の中で瞬間的に求められたときに最大限の力を発揮する努力や鍛錬を続けられるかが大切なのかなと思う。その努力の先に、これまでになかったイノベーションの創造や自分が進みたい未来の実現が待っているのではと期待しているし、その積み重ねがなければ自分が理想とする姿には到達できないのかなと。まずは、家に引きこもる時間を(少し)減らして、人・コトと出会う機会や自分と向き合う時間を増やし、アウトプットの量を確保していくぞ、と決意! 

自分を表すハッシュタグ

#妄想家
#根明であり根暗、考えるより動く
#社会的構造による不公平や差別をなくしたい人
 

尊敬するヒト・モノ

時代を切り開いた映画監督、社会活動家

最近感じたクリエイティブなモノ

流れない鮨、和食


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*トビタテ!留学 JAPAN とは
文部科学省の官民協働留学促進キャンペーン。若者の留学機運を高め倍増する目標を掲げて2013年にスタート。主な取り組みである「日本代表プログラム」は、100%民間の寄附を財源とし、民間企業約250社から123億円以上の寄附を受け、返済不要の奨学金でサポートする留学支援制度です。既に約9,500名以上を選抜し約100か国に留学しています。その他、高校生向けの海外関心喚起施策「#せかい部」を展開するほか、オールジャパンで留学を応援しています。
https://tobitate.mext.go.jp